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矢橋コンサルティング通信 2023年12月27日号 <今年の振り返り その2 PBR4倍でM&A>を配信しました

弊社は代表取締役 矢橋 敬が名刺交換等をさせていただいた方に、メールマガジンを配信しております。今回のトピックは、今年の振り返り その2 PBR4倍でM&A です。

■ トピック:今年の振り返り その2 PBR4倍でM&A

M&Aのクロージング(最終決済)が10月末にあったことは前回の本通信で申し上げましたが、弊社が売手側アドバイザーだったそのM&Aは大成功に終わりました。

何をもって大成功とするかは様々な評価軸がありますが、非上場の中小企業がPBR(株価純資産倍率)4倍の株価で売れた、しかもその会社は過去3期連続赤字で前期末は債務超過だったというのは大成功といって良いと思います。

中小企業のM&Aの世界では、時価修正後の純資産額が株価、つまりPBR1倍が株価の一つの目安とされていて、ここに今後数年間の予想利益額が上乗せできるかどうかは、売手の条件設定と買手の期待値と交渉次第だからです。

弊社は売手側アドバイザーとして、適度な範囲で、条件を高く設定するとともに、高めの損益予想を企業概要書に書いて赤字/債務超過解消の見込とそれに基づくDCF法による企業価値を買手に対してアピールしたのは当然ですが、もっと大きな成功要因がありました。

それは売手の社長がその高めの損益予想を実現したことです。

M&Aの開始(買手候補への打診開始)までの半年間に、第三者目線でその予想を実現できると思う水準の実績を上げて、最終契約までの間にほぼその予想通りの決算をできてしまったのです。

その結果、債務超過は解消して純資産がプラスになり、その純資産額の4倍程の株価を買手が受け入れたのです。

率直に申し上げて、このように売手側アドバイザーの損益予想が実現することは少ないため、売手の社長には畏敬の念しかありません。引継期間を終えたらリタイア生活をゆっくりすごしていただきたいと心から祈っております。

なお、このM&Aの決断には一つの大きなきっかけがありました。

親族は誰も後継社長にならないことは以前から確定していたため、M&Aを決意するには何かきっかけが必要という事例とも言えます。

私は、成長志向の会社に限らず、経営上不可欠な外注先/取引先などの社長が高齢で親族内に後継者がいない場合は、社長の健康リスク等が顕在化してあわてる前に、M&Aで事業を譲り受けることができるように早めに声をかけて、きっかけを作ることをおすすめしております。

大事な取引先から会社や事業を譲り受けたいと声をかけられれば、少なくとも無碍にはしないと思いますが、いかがでしょうか。

末筆ながら、

今年もお世話になりまして、まことにありがとうございました。良いお年をお迎えくださいますよう。

弊社はM&Aのアドバイスを着手金50万円にて承っております。どうぞお気軽にご相談ください。

ご購読いただき、ありがとうございました。ご意見・ご感想などをいただけると励みになります!

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〒503-2213 岐阜県大垣市赤坂町 2098

(株)矢橋コンサルティング 代表取締役 矢橋 敬

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Mail: yabashi.takashi@yabashi-consulting.co.jp

Tel: 090-9131-3454 

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